診察時間が短いと感じた事はありませんか?
私がこれまで勤務してきた保険診療のクリニックでは、診察時間は大抵5-10分で、予約枠もそのぐらいの設定で組まれています。じっくり話を聞こうとすると、次々とカルテが積み上がり、以降の人を長時間待合室で待たせることになります。
すると、目の前の人の話をじっくり聞きたいという気持ちと、待合室の人を長時間待たせたくないという気持ちとがぶつかり、焦りを感じながら診察を続けることになります。話を途中で打ち切る形になってしまうことや、集中が途切れて薬の処方で抜けが出ることもありました。患者さんが遠慮して話せなくなる場合もあります。
人の心の奥深さを実感していくにつれて、そういう診療を続けることに何とも言えない疲労感を覚えるようになりました。さらに、自分がカウンセリング(教育分析)を受けてみて、それまでの自分の想像をはるかに超えて、あれも話したい、これも話したい、50分でも到底話し切らない、ということも実感しました。それらの経験から、当クリニックでは1回50分の面接時間を確保する形での開業としました。
この時間があるからこそ、クライエントが言葉になる前の感覚を味わうこと、治療者も焦らずそれが言葉になる事を待つことができると感じています。
2015年9月 記
2026年4月 更新
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